[感想]映画レビューブログ

これまで僕が映画館やDVDで鑑賞した映画の感想集

【ホット・スポット】The Hot Spot(1990)

ホット・スポット】The Hot Spot (1990年 アメリカ)

テキサスの田舎町にハリー(ドン・ジョンソン)と言う男がやってきた。
そこの中古車店の看板娘でうら若く美しいグロリア(ジェニファー・コネリー)に一目惚れ、店の店長に頼みその店のセールスマンになる。
グロリアとのロマンスは上手くいくかと思われたが、そこに店長の妻で色香に満ちたドリー(バージニア・マドセン)が現れハリーを誘惑、ハリーはその誘いにのって関係を持ってしまうが…

両手に花の色男ハリーの夢と野望や如何に…アメリカ製気だるい昼下がりのフィルムノワール映画。

監督:デニス・ホッパー

出演

 1990年アメリカ映画

この映画は退屈だと感じる人と、面白かったので時間が経てばもう一度見てみたいと思う人に分かれるんじゃないでしょうか。

因みに僕は後者です。

この映画は駄目な人には何処がダメかと言うと、進行も遅くドンパチがある訳でもなく、何がしたいのか分からない気怠い雰囲気で流れていくところです。

ジェニファー・コネリーバージニア・マドセンというタイプの違う美女が2人登場しますが、兎に角、展開の想像がつかず、駄目な人には「だから何がしたいの?」という気怠い流れが延々と続きます。

ところが、面白いなと感じる人には「で、今後この関係はどうなるのか?」と、興味が湧いてくる訳です。

そしてこの気怠い流れもまた心地よく感じる訳です。

ましてや、ジェニファー・コネリーバージニア・マドセンという2人の美女に同時に手を付けるドン・ジョンソンがどっちを選ぶのかという所も興味の対象になってきます。

ところが、ネタバレになってしまうので細かくは書けませんが、ドン・ジョンソンは銀行強盗を犯してしまい、とある人物にその弱みを握られてしまっていたのです。

ラスト、ドン・ジョンソン股間にむしゃぶりついている女性がいるのですが、その女性とは…

という感じで、特にストーリーに捻りがある訳でもないんですが、僕がドン・ジョンソンの立場ならちょっと失敗だったなという感じですが、そこまで一人の女性に求められたらそれはそれで幸せだと思いますし、ドン・ジョンソンにはお似合いの相手の様な気もしましたね。

気怠い男女の駆け引き読めない展開が好きな人にはもってこいの一本です。

最後は定番のベタな形で終わりますが。