[感想]映画レビューブログ

これまで僕が映画館やDVDで鑑賞した映画の感想集

【冷たい月を抱く女】Malice (1993年 アメリカ カナダ)

冷たい月を抱く女】Malice (1993年 アメリカ  カナダ)

学長補佐アンディ(ビル・プルマン)の妻トレイシー(ニコール・キッドマン)は、
子供が出来ない事を気にしていたが、或る日トレイシーの腹部に激痛が走る。
即、外科医ディッグ(アレック・ボールドウィン)に連絡、緊急手術を開始。
だが、手術の際、卵巣まで摘出されたトレイシーは、外科医ディッグに対し訴訟を起こし、摘出許可を出した夫アンディとも「別居する」と言う。
そしてその後、アンディはトレイシーとディッグの「屈辱的なある事実」を知るのだった!!

監督:ハロルド・ベッカー
出演:ニコール・キッドマン
      アレック・ボールドウィン
      ビル・プルマン

この映画は、誰が誰と組んでアンディ(ビル・プルマン)をはめたのかという、サスペンス映画です。
レイプ殺人事件がストーリーに大きく関わってくるのかと思ったら、全然本筋とは関係無し。
アンディが無精子症であるという事が検査で判明するという「振り」であるという事に後で気付きました。
この話は、平たく言うとアンディがトレイシー(ニコール・キッドマン)に騙されていたという事。
旦那のアンディはレイプ犯に仕立て上げられ、妻トレイシーには浮気され、その浮気相手が自分の同級生ジェッド(アレック・ボールドウィン)、そのジェッドとトレイシーがよろしくやる場面を目撃…もう踏んだり蹴ったり。
してやられてばかりの大人しいアンディが、トレイシーとジェッドにどう仕返しをするかが見どころですが、この2人が共謀していたのかと思いきやジェッドもトレイシーに撃ち殺されるし。
トレイシーと誰がアンディをはめたのか、それともトレイシー単独なのか?
この最後まで分からない展開が好きな人にはもってこいの一本です。